最近はリディー&スールのアトリエをやってる
前作の主人公が『頼れる先輩』として登場してくる展開は、相変わらず最高。
『ソフィーのアトリエ』時点では16歳だったソフィーが、今作では24歳。
『フィリスのアトリエ』時点では15歳だったフィリスが、今作では19歳。
大人になって変わった部分と変わらない部分の両方に一々感動してしまう。
時の流れって心を揺さぶられて好きなんだよね。
昔、新聞で訃報の欄を見ながらひとりひとりの人生を想像するっていう遊びをやってた事もあるぐらい、日々の積み重ねが好き。尊さを感じる。
俺が一番好きな漫画もARIAっていう、日々の積み重ねを描いたような話。
これは主人公とその友人二人が、水先案内人っていう職業の見習いから一人前になるまでの日常を描いた物語。ほのぼのした雰囲気なんだけど、時の流れの切なさも感じさせられつつ、読後には毎回気持ちが前向きになる。
やっぱゲームも、同じ世界観の中でナンバリングが積み重なっていってほしい。
極端な話、ソフィーがお婆さんになるまで続けてもらってもいいとすら思ってる。
・・・それはないんだろうけど。
でもまぁ、16歳だったソフィーの8年後が見られるだけでも、リディー&スールには価値を感じる。随所に過去作キャラのその後の話が散りばめられている点も最高。
あとシンプルにゲームとして進化してるのがいいね。
不思議シリーズの中では間違いなく最高傑作。
「なんで俺は発売当時にやってなかったんだ?」
と一瞬思ったけど、やっぱり当時に買ってなくて良かったと思う。
これが発売したのは6年前なんだけど、その頃の感性では楽しめてなかった可能性を感じる。この6年で結構感覚変わってるわ。だってあの頃はFPSばっかりで、ストーリー性のあるゲームをじっくりプレイすることなんて無かったもん。
6年前がちょうどターニングポイントだったかも。
あの頃、それまで楽しめてたはずのゲームが楽しく無くなってきて虚無だった。
それで色んな本を読んで解決策を探してたんだけど、たまたま薬物中毒の本を読んだ時に「あれ?俺は今この状態なんじゃない?」
と思って。タバコ辞めて、睡眠時間ちゃんと取るようになって、スマホ見てた時間を読書にあててみたりして・・・と格闘してる内に、気が付いたらゲームの楽しさが蘇った。それに、これまで興味なかったジャンルのものが楽しめるようになった。
だからリディー&スールのアトリエとは、今出会うのがベストだったようにも思える。
うん。
・・・
っていうか振り返ってみると、俺結構頑張ってるな。
全部ゲームのためなのが終わってるけど。